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BRIAN WILSON "Reimagined Gershwin"

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Brian Wilson(ブライアン・ウィルソン)の ‘Reimagined Gershwin’を聴いています。

Brian Wilsonは言わずと知れたThe Beach Boysのシンガー兼ベーシストで
彼の卓越した作曲/編曲センスは、世界の音楽ファンを魅了し続けています。

そんなブライアン・ウィルソンの新しいアルバム"Reimagined Gershwin"は
名の通り「ガーシュウィンを再考した」ものです。
「reimagined (再考した)」、というよりは「reconstructed (再現した)」と言った方が分かりやすそうです。




ガーシュウィンは1920年代から1930年代にかけて、アメリカのニューヨークを中心に活躍した作曲家で
クラシックとジャズを融合させた音楽を得意としていました。
代表曲は「ラプソディー・イン・ブルー」、「サマータイム」など。
誰もが必ず聞き覚えがある有名な曲です。

このアルバムでは、ガーシュウィンが生んだ12曲の古典楽曲をブライアンが再創造してカヴァー。
また、ガーシュウィンが生前に遺した未完成作品の一部をもとに、
フレーズとフレーズをブライアンのオリジナルの作曲で繋ぎ合わせたコラボレーション2曲が収められています。

‘The Like in I Love You’ と ‘Nothing but Love’がその2曲なのですが
‘The Like in I Love You’はこのアルバムの中で私の一番のお気に入りです。

一度も手にしたことがないものを懐かしむような、
切なさで喉の奥が熱くなるような、
暖かい手に背中をさすられて思わず涙が出てきそうな、そんな曲なのです。



この曲で繰り返し使われている7つのコードで、一気に色んな感情を引き出されます。
これぞブライアンマジック!


私は幼少の頃から大学までピアノを弾いていて、同時にギターやドラムも習っていた時期がありました。
楽譜やコードを読み、レッスンで作曲や編曲をするようになり、日常の音楽を聞く耳も変ってきた頃、
ドラムのレッスン中にビーチボーイズに出会いました。
素人ながらにそのコード進行やアレンジに衝撃を受けたのを、今でも覚えています。

‘Reimagined Gershwin’は、そんなややこしい音楽の知識やブライアンのことも知らない若い人が聴いても
音楽っていいなと思える、そんな純粋な音楽が詰まっています。




by 5foot3inches | 2010-11-27 09:44 | 音楽のこと


長い雨期を終えて、ようやく夏!暑けりゃ暑いでけっこう辛い...


by 5foot3inches

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